■謎の「コンパクトセダン」に注目集まる
トヨタのタイ法人は、2023年12月11日まで開催された「タイ国際モーターエキスポ2023」でさまざまな車両を出展。
そこに展示された、日本では見慣れないコンパクトセダンに注目が集まりました。
【画像】カッコいい! これがトヨタの新「クーペセダン」です(59枚)
このコンパクトセダンの名は「YARIS ATIV(以下、ヤリスエイティブ)」。
日本で展開されているコンパクトカー「ヤリス」と一部同じ車名ですが、中身は全く異なるクルマです。
日本のヤリスは、かつて販売されていた「ヴィッツ」の後継モデルで、厳密には2020年のフルモデルチェンジを機に海外名として使用されていたヤリスへと改名し登場した5ドアのハッチバックです。
一方で先述のヤリスエイティブは、独立したトランクを持つ4ドアのコンパクトセダン。
タイのほか東南アジアの諸外国でも展開されている海外専売モデルで、セダンでありながらもクーペのように滑らかなルーフを持つ「ファストバックスタイル」が特徴です。
ボディサイズは全長4425mm×全幅1740mm×全高1480mmと、日本で展開される「カローラセダン」よりも小さいサイズですが、新開発プラットフォームによってゆったりとくつろげる快適な後部座席と実用的な荷室を実現しています。
また、インテリアは合成皮革のシートに赤いステッチを採用した上質な仕上がりで、タッチ操作が可能なディスプレイやアンビエントライトを搭載し高級感も上々。
パワーユニットは全グレード共通で、最高出力94馬力・最大トルク11.2kg-mを発揮する1.2リッター直列4気筒エンジンを搭載し、トランスミッションにはCVTが組み合わされます。
車両価格は54万9000バーツ(約229万円)から69万9000バーツ(約292万円)です。
※ ※ ※
このヤリスエイティブについてSNSでは、「デザイン良いじゃん!」「日本で売ってる『カローラアクシオ』より魅力的」「日本のヤリスより後部座席広そうですね」「クルマが大きくなる昨今、全幅1740mmは使いやすそう」と、海外モデルでありながら上々の評価を得ています。
また「カッコいいし日本でも販売すれば良いのに」「買いやすい値段設定なら日本でもそこそこ売れるのでは?」など、日本市場への導入を求める声のほか、「昔はヴィッツをセダンにしたやつあったよね」「ホンダも『グレイス』の販売やめちゃったし小型セダンが少ない時代だからこそトヨタには頑張って欲しい」といった小型セダン好きからの投稿が見られました。
これらのコメントからも、もしヤリスエイティブが日本で販売された場合、セダン好きからの支持を獲得する可能性は否定できません。
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みんなのコメント
日本は人口減少国家で、わざわざ安いモデルを投入して市場を開拓する必要がない。そうなると企業としては、利益率の高い車を作ることが主眼になる。海外モデルを輸入することは低コストで車種を増やせるが、わざわざ管理コストを増やす意味はない。ましてや、トヨタは圧倒的なシェアがあり、その車と競合あるするのもトヨタ車であることが多い。そうなるとわざわざ車種を増やす意味はない。
日産は軽とノート、セレナだけで良いと思っているが、トヨタも(国内専用)としてはハリアーくらいしかない。アルファードは海外でも売れそうだが…。
記者は、海外の廉価モデルを日本に導入すれば売れると書くが、利益率が下がるようなことを企業はしないよ。